夫が東京へ単身赴任して1年。「ワンオペ育児」という言葉では生ぬるい、まさに“地獄”のような日々でした。
「パパはいつ帰ってくるの?」と泣く3歳の息子と、熱を出した0歳の娘。なのに夫からのLINEは「今日も飲み会」。孤独と怒りで、本気で離婚も考えました。
でも、そんなどん底の状態から、今では「週末のビデオ通話が楽しみ!」と子供たちと笑い合えるまでになりました。
この記事では、特別なことは何もしていない、ごく普通の主婦である私(単身赴任歴3年目・2児の母)が、**夫との心の距離を縮め、家族の絆を取り戻すために実践した「3つの実例」**を、私の失敗談と共にお話しします。
あの日の私と同じように、今まさに孤独で泣きそうなあなたの、小さなヒントになれば幸いです。
[実録]夫の単身赴任。私を襲った「ワンオペ地獄」と孤独感
「パパはいつ帰るの?」子供の涙と夫への不信感
夫の単身赴任が決まった時、もちろん寂しさはありましたが、「週末には帰ってくるし、なんとかなる」と軽く考えていました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
夫の仕事は想像以上に忙しく、週末の帰省は月に一度あれば良い方。平日は深夜まで連絡が取れないこともザラでした。
一番辛かったのは、子供たちが不安定になったことです。
特に3歳の息子は、夜になると「パパに会いたい」「なんで帰ってこないの?」と泣きじゃくるようになりました。
そのたびに「お仕事忙しいからね」となだめる私。
ですが、夫から送られてくるLINEは「上司に誘われて飲んでた」「今日は疲れた」。
(私たちはこんなに我慢してるのに、あなたは自由でいいよね)
そんな不信感が、日に日に積もっていきました。
限界だった心身…本気で離婚を考えた夜
ある雨の夜、下の娘が40度の高熱を出しました。
息子もぐずり出し、泣き声が響く中、私は一人で救急病院に車を走らせました。
病院の待合室で、ぐったりした娘を抱きながら夫に「娘が熱出した。今病院」とLINEを送りました。
1時間後、やっと既読がついたと思ったら、返信はたった一言。
「そうか。お大事に」
その瞬間、何かがプツンと切れました。
(ああ、もうダメだ。この人とは家族でいられない)
帰宅後、泣き疲れて眠る子供たちの横で、本気で「離婚届」と検索していました。心も体も、本当に限界だったのです。
…本当に辛い時期でした。
なぜすれ違う?単身赴任夫婦が陥る「3つの落とし穴」【私の失敗談】
今思えば、当時の私たちは単身赴任夫婦が陥りがちな「典型的な落とし穴」にハマっていました。
失敗①:LINEでの「察して」コミュニケーション
当時の私は、夫に「察してほしい」という気持ちが強すぎました。
- 当時の私のNGなLINE:「今日もワンオペ疲れた。娘が熱出したし、息子はずっとグズグズ。」
夫からすれば、これは「報告」なのか「愚痴」なのか、それとも「帰ってきてほしい」という「SOS」なのか分かりません。結果、「お大事に」という当たり障りのない返事しかできなかったのです。
失敗②:「私だけが頑張ってる」という被害者意識
「夫は一人で気楽でいいな」
「私はこんなに大変なのに」
当時の私は、完全に被害者意識の塊でした。
夫も慣れない土地で一人、プレッシャーと戦っているかもしれない、という想像力が欠けていたのです。この「私だけが大変」という意識が、夫への攻撃的な態度につながっていました。
どん底から実践!家族の絆を取り戻した「3つの習慣」【体験談】
離婚届を検索したあの夜。
「でも、子供たちから父親を奪っていいのか?」と踏みとどまり、夫との関係を“修復”するのではなく、“再構築”しようと決めました。
私が実践したのは、本当にささいな3つのことです。
習慣①:「今日の愚痴」より「今日のカワイイ」を送る
まず、LINEの送り方を根本から変えました。
「察してほしい」という愚痴やSOSを送るのをやめ、代わりに「子供のポジティブな報告」を送るようにしたのです。
- 改善後のLINE:「(動画)見て!息子が初めてピーマン食べたよ!」「娘が『パパ、だーしゅき』って言ってたよ(笑)」
最初は義務的でしたが、続けるうちに夫からの返信が劇的に変わりました。
「まじか!すごい!」「うわー、会いたい!」
愚痴LINEは互いのHPを削るだけですが、ポジティブLINEは互いのHPを回復させる。この差は本当に大きかったです。
習慣②:週1回「10分だけ」のビデオ通話を義務化
「時間がある時」ではなく、「毎週土曜の夜9時」と、ビデオ通話の時間を固定化しました。
たとえ飲み会があっても、「10分だけ抜けて顔を見せて」とルールを決めたのです。
顔を見て話すことで、LINEでは伝わらない声のトーンや表情が分かり、安心感が生まれました。子供たちも「今週の土曜はパパと話せる!」と、それを楽しみに一週間を乗り切れるようになりました。
…ちなみに、この「時間を固定する」というアイデアは、実は**『〇〇(クッションLPのタイトル)』で学んだ受け売り**なんです。ですが、我が家流にアレンジしたら夫の反応が劇的に変わりました。
習慣③:「ありがとう」を意図的に声に出す
夫が月に一度、疲れて帰省した時。
以前は「もっと帰ってきてよ」という不満が先に出ていましたが、意識的に「ありがとう」を先に言うようにしました。
「疲れてるのに帰ってきてくれて、ありがとう」
「今月も生活費(仕送り)ありがとう。助かってるよ」
感謝を伝えることで、夫の表情が和らぐのが分かりました。そして、夫も私に「いつも家を守ってくれてありがとう」と言ってくれるようになったのです。
【重要】経済的な負担(二重生活)はこう乗り越えた!
心のすれ違いと同時に重くのしかかるのが、「経済的な負担」ですよね。
家賃、光熱費、食費…すべてが二重にかかる現実は本当に厳しいです。
我が家が実践したシンプルな家計管理術
わが家では、難しい家計簿アプリなどは使わず、管理をシンプルにしました。
- 「家族の口座」を1つ作る
- 夫の給料日に、決まった額(生活費+貯金)がそこへ振り込まれるよう設定する
- 夫の単身赴任先での生活費(お小遣い)は、残った分でやりくりしてもらう
こうすることで、「今月いくら使ったの?」とお互いを監視する必要がなくなり、「家族の口座」にあるお金が私たち家族の“すべて”だと明確になりました。
夫も「この範囲内でやりくりしよう」と意識してくれ、無駄な飲み会が減ったようです(笑)
単身赴任は「終わり」が見えない…不安になった時の心の持ち方
単身赴任が一番辛いのは、「いつ終わるか分からない」という点だと思います。
不安で押しつぶされそうになった時、私は「単身赴任は“不幸”ではない。家族が強くなるための“期間”だ」と考えるようにしています。(※あくまで私の個人的な考え方ですが)
離れているからこそ、お互いの大切さが分かる。
一人で子育てをしたからこそ、私自身が強くなれた。
そう思うことで、漠然とした不安が、少しだけ前向きな「試練」のように思えるようになりました。
まとめ:単身赴任は“不幸”じゃない。家族が成長する“期間”
夫の単身赴任によるワンオペ地獄。
あのまま「察してほしい」「私だけが大変」という被害者意識でいたら、私たちの家族は本当に終わっていたかもしれません。
でも、ほんの少しの「習慣」と「伝え方」を変えただけで、夫との心の距離は縮まり、家族の絆はむしろ強くなったと感じています。
もちろん、今でも寂しい日や辛い日はあります。
でも、私たちは「離れているチーム」として、一緒に戦えている実感があります。
この記事で紹介したのは、あくまで『我が家』のケースです。
この記事が、かつての私と同じように、今まさに孤独の中で戦っているあなたの助けに、少しでもなれたなら幸いです。
この記事を書いた人
マミ(34歳)
夫の単身赴任歴3年目。東京と地方の遠距離で、5歳と2歳の2児を育てるワンオペ主婦。夫とのすれ違いから一時は離婚も考えたが、コミュニケーション方法を見直すことで関係を再構築。自身のどん底体験と克服法を発信しています。
免責事項
この記事で紹介している内容は、筆者個人の体験に基づく感想であり、すべてのご家庭に当てはまるものではありません。また、精神的な不調や離婚等の法的な問題に関しては、専門家にご相談されることを推奨します。